Universo ao Meu Redor: Samba マリーザ・モンチはアート・リンゼイがプロデュースしていた頃からのファン。サンバをテーマにした本作も出色の出来栄え!常に尖った感触のサウンドを打ち出しているのも新鮮ですが、とにかくマリーザの歌唱には深みと優しさ、爽やかさが宿っていて、私にとっては世界最高のヴォーカリスト。
Diga Rhythm Band グレイトフル・デッドのドラマー、ミッキー・ハートによって結成された11人編成の打楽器バンド。音楽ディレクターは若き日のザキール・フセインが担当し、麻薬的ポリリズムで精神を覚醒させてくれます。打楽器だけとは言ってもマリンバやトーキングドラムなどによってちゃんと曲として成立していてポップな側面も。
Everything That Happens Will Happen Today 少し前にプロデュースした『サプライズ/ポール・サイモン』の、とんでもなくフレッシュなサウンドで驚かせてくれたイーノがまたまたやってくれました!移り変わる時代の中で常に“完璧に新しい”音を生み出す発想と、それを実際に音にしてしまう手段を持っているって事は本当にスゴイと思います。
Inspiration Information, Vol. 1 伝説のリディム・セクション、スライ&ロビーとキーボーディスト、A・フィドラーの共演作。スラロビ関連作は結構ハズす事もありますが、良い作品はとてつもなく凄い!生身のリディムとプログラミング(MPC4000を多様?)が溶け合った得意のサウンドプロダクションが炸裂していました。
Brain Damage 『B2 UNIT/坂本龍一』のエンジニア、そしてあのポップ・グループ『Y』のプロデューサーもつとめたデニス・ボーヴェル。ダブという手法で異ジャンルのリズムを魅惑的にクロスオーバーさせ、しかもパンク・ニューウェイブ的な鋭さをまとって再提示して見せた立役者。未だに「かっこいい音の構築」という意味での影響力は計り知れません。
シティ・ライフ [DVD] スティーブ・ライヒの名作『シティ・ライフ』を制作する過程を追ったドキュメント映像作品。『シティ・ライフ』自体がとてつもない作品であるだけにこのドキュメントも凄い事になっています。ミュージック・コンクレートを実験で終わらせずに、そこから感動的な物語を紡いでみせる過程には驚愕です。
アピアリング・ナイトリー カーラ・ブレイ久しぶりのビッグバンド作(チャーリー・ヘイデンのビッグバンドを手伝ってもいましたが)。エンターテイメント的に盛り上げるだけでなく、ある種の通俗性とリリシズムが交錯する音世界はカーラ・ブレイならでは。スティーブ・スワロウの見事なベースがサウンドに統一感を与えています。
2007 タワーレコードで試聴して買った作品。全編に渡って張りつめた緊張感が漂うテクノ・ミュージック。こういうミニマルでも飽きさせないテクノ作品はあまり多くありません。今年はアシッド系、ミニマル系で硬質な音質のテクノを聴く事が多かったです。
ミュージック・フロム・ペンギン・カフェ(紙ジャケット仕様) 昔LPで聴いていたペンギン・カフェ・オーケストラの初期作が紙ジャケットCDで再発されていました。若きサイモン・ジェフスのやりたい事が詰まった濃厚な作品でありつつ、和み系室内楽として聴かせてしまうのは凄いです。ペンギン・カフェなんていう魅力的なネーミングやアートワークを含めたトータル・コンセプトが完璧なんですね。
ザ・スーツケース スティーブ・カーン、アンソニー・ジャクソン、デニス・チェンバースによる1994年の発掘ライブ盤。こんなにキレた演奏をするアンソニーの音源は珍しい。私はこれを聴いた頃に和田アキラさんとW.I.N.Sの発掘音源リリースの相談をしていて、そうした過去音源リリースの意義という意味で影響も受けた作品。