化学物質はなぜ嫌われるのか ‾「化学物質」のニュースを読み解く (知りたい!サイエンス 33) 悪とされる化学物質への誤解を解く本。それに限らず科学的な考え方の一端を勉強もできる。目からうろこが何十枚も落ちると思われる。単純にお勧め。
有機化学美術館へようこそ ‾分子の世界の造形とドラマ (知りたい!サイエンス) 「化学物質はなぜ嫌われるか」の著者による処女作。世界を形作る分子の形状に焦点をあて科学者達のドラマと共に展開していく。高校生や化学に興味を持ち始めた中学生にお勧めの一冊。
医薬品クライシス―78兆円市場の激震 (新潮新書) 科学ライター、佐藤健太郎氏の著書3冊目。医薬品が出来るまでの流れから、ブロックバスター(市場規模の大きい医薬品)の特許が切れる2010年問題の話を経て、医薬品業界の展望を眺める。簡単な生化学の勉強にも使える一冊。
温暖化論のホンネ ~「脅威論」と「懐疑論」を超えて (tanQブックス) 日本の温暖化論の第一人者である江守正多と、同じく懐疑論の第一人者である武田邦彦、そして間を取り持つ一般人として枝廣淳子の三人による鼎談(ていだん)。脅威論と懐疑論の認識が共通してるところ違うところを勉強できる。温暖化を自力で勉強してきてが、懐疑論も出てきて混乱してきた人にお勧め。
ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28) 食の安全とは何か。リスクとは何か。ハザードとは何か。基準値とは何か。国はどのような考えの元に安全だと判断をくだしているのか。基準値を超えた時、日本を含む世界の対応はどうなっているのか。食の不安を解消する為の一冊。
科学哲学のすすめ 科学とは何なのか。カール・ポパ-に始まりファイヤアーベントまでの流れを総括する本。全体的に平易な文章で書かれているので中学生にも読めると思われる。科学哲学の入門書。
疑似科学と科学の哲学 まさにタイトルの通り疑似科学と科学の差異に焦点を絞った一冊。占星術、創造論、超能力を題材に考察している。これらは最初から疑似科学であったのか、それとも途中から疑似科学になってしまったのか。なぜ途中から変化してしまったのか。段階的に読み進めることで、科学とは何かを考えられる一冊になっている。
心にしみる天才の逸話20―天才科学者の人柄、生活、発想のエピソード (ブルーバックス) 今の科学の基礎となってる部分を完成させた天才達の短編エピソード集。掘り下げが浅いところもあるようだが、各エピソードは感情移入しやすい物となってると思う。基礎科学の重要性が軽視されてる様に感じる時代だが、基礎科学は如何に泥まみれ・血まみれに作られてきたのか分かっていただけると思う(もちろんガウスの様な例外もいるが)
クイズで診断!大人のためのサイエンスIQ 中学~高校の内容+αの理科をクイズ形式で学べる本。レベル別になってるので、理科音痴を自認する人から自分の専攻外の分野の基本をさらっと学び直したいという理系大学生にもお勧めできる一冊。但し、この手の本としては誤植が致命的に多いので出版社のページから一覧の印刷は必須。
化学トリック=だまされまいぞ!―化学推理クイズ (ブルーバックス) 表紙にもなっている掌上の火など、30個の化学を利用したトリックを短編形式で紹介している。声を変えるというポピュラーなものから、写真にとると色が変わる物まで楽しみながら読める一冊。忘年会のネタ探しにも使えるかも。
「食べもの神話」の落とし穴―巷にはびこるフードファディズム (ブルーバックス) 日本に「フードファディズム」の概念を紹介した著者による、食を栄養の観点から毒性の話までカバーする総合的な一冊。変な情報にだまされる前に読まれることをお勧めする。『ほんとうの「食の安全」を考える』との併読も良い。