やがて哀しき外国語 (講談社文庫) 海外から戻ってくるたびに、必ず日本で手にする一書。日本人である自分が、海外で感じたぶれに揺られて感覚的につらいとき、これを読むと気持ちがふっと元の鞘に収まる気がする。
それから (新潮文庫) 現代の若者が読んでもきっと心が揺れる一書。何よりも流れるような文体が美しく、力のある書き手は、力を入れなくてもこんなにすごいテーマを描けるのだと感服。
新教養主義宣言 (河出文庫) 前書きからして抱腹絶倒しながら読んでしまった稀なる一書。山形氏ならではも罵倒文体も素敵だが、痛快なる罵倒の向こうに垣間見える氏の根本的な優しさのようなものがもっとよい。戦争だけはだめだと思うけれど(本文注)。